バングラデシュの雑誌に紹介されました
 先日、バングラデシュ人の雑誌記者からメールで取材を受けました。
 その記事がバングラデシュの代表的な週刊誌「シャプタヒック」に載っているそうです。ぜひご覧ください・・・と言っても全文ベンガル語なので、読める方はほとんどいないと思います。もちろん僕もさっぱりわかりません。というわけで、ショブジョ バングラの三田さんに翻訳していただきました。
 バングラ人にとっても、リキシャで旅をしている外国人の存在は大いなる謎であり、関心を惹く対象のようですね。


■ バングラデシュのリキシャで日本縦断(日本語訳)

東京発 カジ インサン

日本の慈善団体関係者からある情報を得た。
日本のフリーランスカメラマンが、バングラデシュのリキシャを自らこいで、沖縄から北海道まで、6か月かけて日本縦断の長旅に出ているという。
これまですでに3カ月旅を続け、あと何日かで東京に到着する予定だという。その後は北海道に向けて出発し、北海道の最北の地までペダルをこいでこの旅の終わりを迎えることになる。

この前代未聞の旅行の話を聞いて、私たちは彼とEメールで連絡を取り、インタビューの段取りをした。

三井 昌志 35歳 京都府出身
神戸大学工学部を卒業し、ある機械メーカーに就職した。
2001年、外国への長旅に出かけ、カメラマンとしての可能性に目覚めた。帰国後、それまでの会社勤めを辞めて、トラベルフォトグラファーとして、新しい道に踏み出した。
会社員という収入の安定した生活から、不安定なカメラマンとなり、苦労も多かったが、決心と、写真への情熱は揺らぐことはなかった。

彼は、世界の40カ国、特にアジアのすべての国をまわって写真を撮り続けた。その膨大な数の写真から、日本で数多くの写真展を開き発表した。写真集も何冊か出版した。
日本メディアの最大手、NHKが、彼の写真やレポートを何度も採用するようになった。

バングラデシュにも何度か訪れ、多くの写真を撮影した。
彼の写真のテーマは『笑顔』。
彼の作品の1枚、1枚に笑顔があふれている。
肉体労働者の汗まみれで開けっぴろげな笑顔、子供たちの親しみに満ちた笑顔、若妻のつつましい笑顔。
彼は人間の心の奥底から湧き出るような笑顔を撮りたいという。

バングラデシュのリキシャは、彼にとって、非常に魅力的なものだった。最初にバングラデシュを訪れた時から、ペダルを漕いで車輪を回す単純なバングラデシュのリキシャに魅せられた。バングラデシュに来れば、当然、その主な交通手段はリキシャになる。
『リキシャ』語源は日本語である。
この『人力車』はその昔、日本からやってきた。
そんなノスタルジックな思いも相まって彼はリキシャに魅せられたのだろう。

バングラデシュのリキシャドライバーは、ひたすら2本の足でペダルを漕いで、ささやかな稼ぎで家族を支える。先進化の競争の中で、環境へのやさしさが問われている今、地球の温暖化を進めることなく、機会社会で汚れた水や空気を還元出来る、自然と調和した乗り物だろう。

彼は言う。
『リキシャ自体魅力的だが、その色づかいが本当に美しい。リキシャを漕ぐのも楽しい。
ダッカでリキシャを購入し、帰国の際に日本に送った。どこに行っても、リキシャを見てみんな集まって来るし、漕ぎたがる。
そして、ふと思いついた。
バングラデシュのリキシャで日本中を旅したらどんなものだろう?

この3カ月、毎日60~100キロの道のりを走り続けた。
沖縄から出発して、村から村、街から街へあちこちまわった。
みんなは、好奇心いっぱいで見ていた。
同時に、バングラデシュについて、少しづつ知っていった。
そんなことが、今、私の住む東京で起きている。

途中、子供が生まれて父親になったので、1か月の休みをとり、子供と共に過ごすことにした。そして、また、出かけて行く。

この先、思いがけない壁が立ちはだかるかもしれない。
行く先々ですべての人が興味を持って見るだろう。
皆さんからメールもいただく。
みんな私の行き先を知り、楽しみに待っていてくれる。
私も出来る限り返信している。

バングラデシュ人も、恐る恐る客となって乗った。
そして、色々な形で歓迎してくれた。
彼らに心から感謝したい。

日本中の道で、バングラデシュのリキシャと同時に、バングラデシュという国も紹介している。また、それが自分にとっても楽しみになっている。』
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by butterfly-life | 2010-07-08 14:09 | リキシャでバングラ一周


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