136日目:稲刈り日和(新潟県三条市→柏崎市)
 今日は晴天に恵まれて、絶好の稲刈り日和になった。
 黄金色に色づいた田んぼには、コンバインの姿が目立つ。ここのところずっと雨がちだったから、どの農家もこの晴天を利用して稲刈りを終えてしまおうと必死なのだ。今日は土曜日なので、平日働きに出ている兼業農家にとっても都合がいいようだ。



「今日は一家総動員だな」とすげ傘をかぶったおばあさんが言う。「明日も雨の予報だからよ、みんな急いでるんだ。今年の夏は暑かったから、米の出来はいいんでねぇか」
 農協の倉庫も大忙しだった。収穫を終えた農家のトラックがひっきりなしに出入りしている。9月18日は新潟の農家にとって一年で最も忙しい日になったようだ。



 リキシャの旅を始めた3月には、まだどの田んぼにも苗は植えられていなかった。その頃は天候不順で肌寒い日が多く、長期予報では冷夏だと言われていた。それが一転して酷暑の夏になり、9月に入っても残暑厳しく、ようやく暑さが一段落したところで収穫を迎えたわけだ。
 巡る季節。ずいぶん長いこと旅をしてきたもんだと改めて感じる。





 三条市から長岡市までは平坦な道のりだったが、そこから柏崎に至る国道8号線は峠越えの道だった。雨の中を走り続けてきた無理がたたったのか、ここのところずっと頭痛に悩まされている。今日も午後からだんだん頭が痛くなり始めて、頭がぼんやりとしてきた。なのに坂道を上らなければいけない。



 少し歩いては休み、また歩いては休む。それを繰り返して、なんとか峠の頂上までたどり着いた。
 そこから下り坂を一気に駆け下りて、柏崎市に入った。2007年に起きた新潟県中越沖地震によって火災が発生し、運転を停止したあの柏崎刈羽原子力発電所を擁する町である。
 この原発は東京電力が管理しているので、作られた電気ははるか遠く東京にまで運ばれている。巨大な送電用の鉄塔がいくつも連なって山を越えていくのが見える。


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本日の走行距離:61.6km (総計:5840.8km)
本日の「5円タクシー」の収益:70円 (総計:71530円)

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by butterfly-life | 2010-09-21 21:58 | リキシャで日本一周


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