カテゴリ:インド旅行記2015( 52 )
インドのポートレート写真


インドのポートレート

 インド一周の旅で撮影したポートレートの中から、選りすぐりの7枚をご紹介します。


ラジャスタンから流れてきたという遊牧民の女。人目を引く派手なサリーを普段着として着こなしているのがカッコいい。


ラジャスタン州に住む牧民は、白い服と赤いターバンが目印だ。青い瞳と彫りの深い顔立ちは、彼らのルーツ・ヨーロッパの白人を思わせる。


「インド人」といっても、容貌は実に多様だ。南インド・オリッサ州の山奥に住む少数部族の女性は、腕や顔に入れ墨を施し、サリーの着こなしも独特だった。


頭にカゴを載せて、こちらを振り返る男。ポーズを取っているわけではないのに、決まっている。


意志の強そうな大きな目をした少年。


照れくさそうにしながらもはにかみを見せてくれた少女


ちょっとワルそうな雰囲気を持つ下町の少年。
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by butterfly-life | 2015-06-23 12:25 | インド旅行記2015
インドの写真・クールなはたらきものを撮る

インドのクールなはたらきもの

 決して特別な光景ではない。
 ごく当たり前の日常の中で、ごく当たり前に働いている人々がいる。
 ただそれだけなのに、なぜか心惹かれるのだ。シャッターを切りたくなってしまうのだ。


セメント工場で働く男たち。セメントの粉がもうもうと舞う中、奇妙なかたちのマスクを着けて働いていた。


グジャラート州の小さな町に、真鍮(銅と亜鉛の合金)の水瓶を作る工房があった。
トンテンカントン、真鍮を叩く音が町に響いている。板をハサミで切断し、炉で熱して柔らかくしてから形を整えていく。叩いてやることで、強靱さが増すのだ。


古い足踏み式ミシンを操る仕立て屋の婦人。孫娘と話しながら、のんびりと仕事をしている。


染色工場で働く男。綿糸を洗剤で洗い、固く絞ってから化学染料につけ込む。腕の力だけが頼りの男の仕事場だった。


素焼きの水瓶を作るオリッサ州の男。木のヘラでポクポクと叩いて、形を作っていく。それにしても、いい体しているなぁ。


造花の花束を自転車で売り歩く男。いかめしい顔つきと売っているもののファンシーさのギャップがたまらない。


村の外れにある井戸で水を汲んでいる少女。水汲みは子供たちが任される最初の仕事でもある。
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by butterfly-life | 2015-06-04 07:16 | インド旅行記2015
インドのカラフルな働き者

インドのはたらきもの

 インドは色鮮やかな国だ。
 日差しが強く、原色の派手なサリーを普段着として身につけていても、違和感はまったくない。そんな派手な働き者たちを追った。



市場で野菜を売る女。野菜も色鮮やかだが、おばさんが着ているサリーも実にカラフルだ。


様々なポスターを並べた露天商。ヒンドゥー教の神々の横には、イスラムの聖地メッカの写真が。節操のなさが何ともインド的でいいです。


ムスリムらしく白い服を着たリキシャ引き。


パンジャブ州は大型農業機械の製造と運用が盛んだ。この町工場ではコンバイン(収穫機)の外装にスプレーで色を塗っていた。


ラジャスタン州南部に住む牧民ラバリ族の女たち。村の中心にある貯水タンクと水汲み場は、女たちの情報交換の場所ともなっている。


カルナータカ州北部では綿花栽培が盛んだ。収穫した綿花をトラックに積み上げ、工場に運ぶ。


オリッサ州の山岳地帯を流れる川で、川底の砂を運び出す女。水を含んで重い砂を二人がかりで頭の上に載せ、坂道を登っていく。インドの女性は実にたくましい。
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by butterfly-life | 2015-05-27 15:02 | インド旅行記2015
良い写真って何だろう?

良い写真って何だろう?

「良い写真」って何だろう?
 ひとことで答えるのはとても難しいが、僕はとりあえず「見る人の心を揺さぶる力がある写真」だと考えている。
 どんなに綺麗に写っている写真でも、人の心に訴えかける力がなければ、後には残らない。



 旅先で写真を撮るという行為は、「私の目にはこのように世界が見えている」という宣言に他ならない。
 あの日、あの町で、僕の目にはこんな光が見えていた。それはただの光ではない。自分の心にひっかかる特別な「なにか」を含んだ光なのだ。
 できることなら、この特別な光をカメラで捉えて、誰かに伝えたいと思う。あなたと共有したいと思う。
 その気持ちが僕にシャッターを押させるのだ。


貨物列車で駅まで運ばれてきたセメントを運び出す男。明かり取りの窓から差し込む光が印象的だった。





「コシだよコシ。腰を入れなきゃいいモノが作れねぇんだ」インドの町工場で働くベテラン職人はそう言って絞り加工の機械に向かった。


粘土をこねて素焼きの水瓶を作るラジャスタンの男。何十年もお閉じ仕事を続けてきた人だけが持つ、分厚い手だった。


インドでもっとも食べられている肉はチキンだ。毛をむしったあとにターメリックを塗って黄色くなった鶏肉を店頭に掲げている肉屋。残酷といえば残酷な光景だ。


田んぼに肥料をまく男。赤いターバンが緑の田んぼの中で一際映えていた。


立派な髭とターバン。ただの靴屋の主人でさえ、絵になってしまうのがインドという国だ。
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by butterfly-life | 2015-05-20 13:13 | インド旅行記2015
インドで見かけた個性的な男たちの写真

インドの変なおじさん

 日本人の基準からすると、インドには変わった人が多い。裸で街を歩くジャイナ教の出家者もいれば、全身を真っ白に塗ったサドゥーもいる。物乞いやホームレス、住居を持たない流浪の民も多い。それを「個性」と呼んでいいのかわからないが、インドには様々な生き方があって、それが許容されているのは確かだ。


自分の体を太いムチでしばきまくるという過激なパフォーマンスを繰り返しながら町を練り歩いていたおじさん。インドの祭りはとにかくイタくてハイテンションなのだ。


そ、そんなところで寝てたら、マジでひき殺されちゃうよ! 
インドは基本的に飲酒がタブーなのだが、たちの悪い酔っ払いはけっこう多い。


私はサルですが、何か? 
サルの神様ハヌマーンジーに扮して町を歩き、お金をもらう男。やってることは物乞いとあまり変わらないのだが、見た目のインパクトは段違いだった。


ショッキング・グリーン!インドの街で全身緑色のおじさんを発見。よくそんな色の服が売ってましたね。


インドのスーパーマリオ?


ユパ様!
一人で腐海の森に入られたあなたが、まさかインドにいらっしゃるとは!
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by butterfly-life | 2015-05-07 11:50 | インド旅行記2015
バイクでインド一周の旅がついに終わりました

インド一周旅のゴール

 4ヶ月に及んだインド一周の旅が終わった。120日間で16000キロを走り、7万8000枚の写真を撮った。

 ビハール州から終着点のオリッサ州プリーまでは一気に走り切った。4月はじめのインド内陸部は40度近くまで気温が上がるので、ただバイクで走っているだけでも体力を消耗する。朝早くに出発して、なるべく午前中に距離を稼いでおく。そして午後はソフトドリンクやマンゴージュースなんかを飲んで水分補給しながら、ぼちぼちと前に進む。

 ゴールのプリーにたどり着いたのは、4月1日の18時ちょうど。夕陽が西の空に落ちるのとほぼ同時だった。ハイウェーをノンストップで駆け抜け、この日だけで300キロ以上走った。疲れたけど、充実感に満ちたゴールだった。



  この4ヶ月、写真のことばかり考えていた。どこに行けばいい被写体に出会えるのか。どうすればいい光が得られるのか。24時間、寝ても覚めても写真のことが頭から離れることはなかった。心が浮き立つような楽しさもあったが、身を切られるような辛さもあった。そんな日々もこれでおしまいだ。
 インドよ、ありがとう。さようなら。



 4月5日の深夜に東京に戻った。インドの国内線とエアアジアを乗り継いで、30時間以上かけての帰国だった。飛行機のスケジュールはほぼ予定通りだったが、予想外の事態がブバネシュワールに向かうハイウェイで起こった。路上で乗用車とバイクが正面衝突する事故が起こり、そのせいで大渋滞が発生していたのだ。僕が乗っていたローカルバスもいつ出発できるかわからないという状況だったので、渋滞の先頭までてくてく歩いて行って、その先で別のバスを捕まえることにした。それが何とかうまく行ったので事なきを得たが、飛行機に乗り遅れてしまうかもという焦りは心臓に悪かった。


ハイウェイ上でバイクと衝突した車

 事故車と衝突したバイクは、中央分離帯にはね飛ばされて、大破していた。運転手の命はおそらく助からないだろう。インドでは交通事故は決して珍しくない。交通ルールを遵守する善良なドライバーは少なく、自分勝手でせっかちな大型車両が跋扈しているからだ。僕がどこかの道ではね飛ばされていた可能性だってあった。まずは1万6000キロを無事故で走りきれたことに感謝しなければいけないだろう。旅の女神様に。


コルカタの空港は超モダンな建物にリニューアルされた。全然インドっぽくない空間だ。

 日本に戻った直後は「インドってどうだった?」と聞かれることが多いけれど、「うん、良かったよ」としか答えられない。
 何がどう具体的に良かったのか、それはこれからじっくり考えよう。
 今ただ「インドはやっぱりいい」としか言えないのだ。




 写真家にとって一番大切なのは、この世界のために流す涙だと思う。美しく切ない、この世界のために。


 レンガをひとつひとつ積み上げていくように、毎日を丁寧に生きよう。
 ひとつのレンガは小さくても、それが何千何万と集まれば、きっと大きな建物になるはずだから。
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by butterfly-life | 2015-04-09 11:29 | インド旅行記2015
バラナシの写真

聖地バラナシの夜明け

 今回、ヒンドゥー教最大の聖地バラナシを訪れるつもりはなかった。3年前と14年前の二度も訪れているし、とにかく人だらけで道路もぎゅうぎゅうに渋滞していて疲れる街だからだ。


聖地バラナシに昇る朝日を浴びながらヨガをする若者

 そのバラナシに来てしまったのは、ミルザプールという町のホテルで次々と宿泊を断られたからだ。インドにはたまに「外国人お断り」の町がある。外人を泊めるのは面倒だから、どのホテルも揃って「部屋なんてないよ」と首を振る。本人たちは嫌がらせをしているつもりはないのだろうが、立て続けに十軒も断られて、1時間以上も町をうろうろしていると、意味もなく小突き回されているような気分になってきて、次第に町全体を憎むようになる。

 以前はどんな辺境のホテルでも笑顔で迎えてくれたものだ。それが「ガイジンは面倒」に変わったのは、インドのポンコツ官僚が決めた規則「Cフォーム」のせいだ。Cフォームの歴史は古く、もともとは1971年に導入された制度らしい。その当時は外国人も珍しく、その行き先をトレースすることが必要だったのかもしれないが、グローバル化が進む21世紀にあって、一人一人の外国人の居場所を中央政府の監視下に置けると本気で考えているのだとしたら、時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ない。

 有名無実化していたCフォームが最近になって多くの町で義務化されるようになったのは、テロ対策のためだという。具体的に言えばパキスタンからやってくるイスラム過激派を封じ込めたいのだろうが、どうでもいい項目を長々と書かされることで迷惑を被るのは一般の旅行者と宿泊施設だ。ご苦労なことに、インドは好感度を自らのルールで下げているのだ。

「外国人はカネ持ってくるから、ビザ要件もどんどん緩和してウェルカムだ!」というのが世界の潮流だとして、その流れを全力で逆向きに泳いでいるインドは、ある意味では素敵だ。みんなが「インドなんて面倒くせぇ」と思っているから、国の規模に不釣り合いなほど外人が少ないわけだから。

 とまぁ、Cフォームに関して言いたいことは山のようにあるわけだが、一番の問題は「ホテルが面倒くさがって外人を泊めなくなる」ことにある。特に外国人があまりやってこないミルザプールのような町だと、この傾向は強まる。そしてその結果、(大いに腹を立てながら)バラナシに泊まることになったのだった。

バラナシの朝日を見つめるサドゥーと野良犬

 心ならずも訪れることになったバラナシだが、翌朝ガンガー沿いを散歩してみて、すぐに「この街は特別なんだ」と感じた。目にするもの全てが新鮮な輝きに満ちていた。ガンガーに入って沐浴をする人、洗濯物を乾かす人、怪しげな存在感を放つサドゥー、外国人旅行者をわんさか乗せた観光ボート、雑然とした壁の落書き、そして遺体が次々に焼かれていく火葬場。バラナシをバラナシたらしめている舞台装置は、僕がここを初めて訪れた14年前と何ら変わっていないのだが、その不変性がインドを見慣れたはずの僕の目にとても新鮮に映ったのだ。


朝日に向かってホラ貝を吹くサドゥー


ガンガーに祈りを捧げるサドゥー


聖地バラナシはどこをどう切り取っても絵になる

 まるでインド初心者のように、僕は夢中で写真を撮った。この街で、僕はとても自由だった。10メートル歩くたびに「ボート乗るか?」と声を掛けてくるめんどくさい船頭たちを除けば、基本的にこの街は外国人を放っておいてくれるのだ。子供たちがわーわー後をついてくることもなければ、おっさんたちから「お前はここへ何しに来た」と詰問されることもない。

 毎朝6時前に起きて、ガンガーの向こうから朝日が昇るのを眺め、ガート(沐浴場)が連なる河岸を歩きながら写真を撮った。巡礼者もサドゥー(行者)も、土産物屋も、野良犬も野良牛も野猿たちも、すべてがひとつの舞台を演じる役者のようだった。


夜明け直後のガンガーを眺める男


ガンガーの水で洗ったシーツを干す洗濯屋


バラナシで見かけた不思議な日本語。「カーナは、ゲストハワスを支払う」
そ、そうですか。支払ってくださるんですか。ところで「ゲストハワス」って何ですか?
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by butterfly-life | 2015-04-01 07:15 | インド旅行記2015
インドの子供たちの写真

旅人の一日

 インドでバイク一週の旅も残り2週間を切りました。ここで旅の一日を紹介しましょう。
 起床は6時。だいたいこの時間になると目が覚めます。ポテトチップスやブドウなんかの朝食を食べながら、ネットやメールのチェックや仕事をしたりします。

 荷物をまとめて、宿をチェックアウトするのは8時半ごろ。それから日が暮れるまでは、バイクで移動しているか、町を歩いて写真を撮ります。移動距離は一日150キロから200キロぐらい。給油は一日に一度のペース。よく歩く日は2万歩以上歩きます。

 6時半に日が暮れると、泊まるところを探します。高級そうでもなく、かといってボロボロでもない、ちょうど良い感じの安宿を探すんだけど、うまく見つかる保証はないので、どこかで妥協しなければいけません。プライオリティーの筆頭には「静かさ」が来るのですが、インドで静かな宿を探すのは至難の業。いつも「こんなものか」と思ってチェックインした後に、「すげぇうるさい!」と後悔することになります。騒々しいインドの町に耳が慣れている状態で判断するから、騒音を過小評価してしまうんですね。

 7時頃に宿にチェックインして、すぐに夕食を食べに出かけます。うまそうな食堂を探して町をうろうろするときもあるし、ホテルの近くで済ませることもある。それから宿に戻ってシャワーを浴びて、埃を浴びて汚れた服を洗濯をして、やっと落ち着くのが8時過ぎ。

 それから写真をチェックして、旅の記録を書きます。一日1000枚以上写真を撮った日は、チェックにものすごく時間がかかって、その日のうちに終わらないこともある。それでもこの瞬間が一日でもっとも幸福な時間です。寝るのは12時ぐらい。

 4ヶ月こんな日々を繰り返しています。いつも「ランチに何を食べた」みたいなOL風ツイートしかしていないじゃないか、と思われる方もいるかもしれませんが、昼間はご飯を食べているとき以外は、ほとんどバイクに乗っているか、町を歩いて写真を撮っているので、常に両手がふさがっているのです。

 今回の旅の本当の中身は、恒例の「帰国報告会」でたっぷりとお話しする予定です。ご期待ください。

 今回の写真はインドの子供たち。いろんな表情を撮りました。


携帯ショップの店先で、食い入るように動画を見つめるムスリムの子供たち。現代的な光景だが、懐かさを感じる場面でもある。


ラジャスタン州の中学校で出会った生徒たち。質素というか、予算があまりない貧しい学校だった。


僕だって釘ぐらい打てるんだからね。インドの子供は働き始めるのが早いが、この子はいくら何でも早すぎだね


笑っちゃうよね。何がおかしいのかわかんないけど。お腹の底から次々に笑いがこみ上げてきて、口の外にこぼれてきちゃうんだ。


きらきらした瞳の男の子。


ぼく、ラクダととっても仲良しなんだよ。ほらね。


山羊の乳搾りは少年の日課だ


ムスリムが多く住む町で遊んでいた女の子たち。幼い子でもヒジャブをちゃんと被っている。


かわいいリキシャ風三輪車で遊んでいる子供たち。この子たちの中から将来のスリーウィラー運転手が生まれるのだろうか?
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by butterfly-life | 2015-03-24 18:57 | インド旅行記2015
旅のリスク管理術

旅のリスク管理術

【質問】

こんにちは。「たびそら」いつも読ませて頂いてます。
今日はインド旅行に関して、3つほど質問させてください。

1.カメラのバッテリーはどうしているのですか?一日中撮影する場合、一つじゃ足りないと思いますが、いくつ持ち歩いているんでしょうか。

2.宿にwi-fiはどの程度普及していますか?安宿でもwi-fiがあることが多いのでしょうか。あるいは、SIMを購入しているのでしょうか。

3.宿に荷物は置きっぱなしですか?着替えなんかは盗られても大したことないですが、PCやHDDを置いておくのは怖いです。どのように管理されてるのでしょうか。

【三井の答え】

1.いま僕が使っているのは、Canon EOS-5D Mark3というカメラですが、こいつは電池の持ちが非常に優秀で、フル充電なら2000枚を優に超えて、条件によっては3000枚近くシャッターが切れます(気温が高いほど、電池の持ちは良くなります)。一応、予備バッテリーを1個持っていますが、使うことはまずありません。
 ただし、これはカメラによって全然違います。コンデジは充電池が小さいので2~300枚ぐらいしか撮れないですし、液晶画面が常に光っているミラーレスも電池の持ちは悪いです。
 ですから、あなたが旅先にお持ちになるカメラがフル充電で撮影できる枚数と、あなたが一日で切るシャッターの数とを比較検討して、予備電池を何個用意したらいいのか決めてください。せっかくのシャッターチャンスを「充電切れ」で逃す、という事態は避けたいところ。でもメーカー純正の予備電池ってけっこう高いんですよね。


シャッターチャンスは何の前触れもなしに訪れるもの。準備は万全にしておきたいですね。

2.外国人がよく利用する観光地の安宿なら、Wi-Fiが使えるところも多いです。有名な観光地だけを回るつもりであれば、Wi-Fiだけを頼りにしても大丈夫でしょう。
 ただし僕が泊まっているような、外国人があまり来ない宿では基本的にWi-Fiはありません。というわけで、僕はインドでSIMカードを購入して、日本から持ってきたSIMフリー版iPhoneでインターネットに接続しています。


カルナータカ州で泊まった安宿の汚い部屋。小さな田舎町の宿には当然Wi-fiなんてありません。

3.パソコンや写真データーが入ったHDDが盗られたら、ダメージはめちゃくちゃ大きいですよね。ちょっとやそっとでは立ち直れないかも。だからといって、宿に荷物を置かないで、貴重品すべてを背負って町を歩くというのも面倒です。というか、そんなことをしていたら疲れて長くは歩けません。
 僕は基本的に、インドの宿を信用することにしています。もちろん100%絶対安全とは誰にも言い切れないけど、少なくとも僕の経験上、部屋を開けた隙に誰かが侵入してものを盗んでいったということはありません。
 しかしこれは、あくまでもあなた自身が判断することです。心配でどうしても宿に荷物を置けないというのであれば、すべて背負って歩けばいいのです。それがイヤなら置いておけばいい。すべての行動の責任は旅人自身にあります。

 ・・・とまぁ突き放した事ばかり書くのも何なので、僕が行っている「盗難リスク軽減策」を紹介しましょう。
 ひとつ目は「自前の南京錠を持つ」こと。インドの安宿によくある「ドアのかんぬきに南京錠をかける」タイプの部屋なら、この手が使えます。宿で用意された南京錠ではなく、自分の南京錠に勝手に付け替えてしまえばいいのです(宿側に文句を言われることはありません)。これで「外出中に宿の人間がコピー鍵を使って部屋に入る」というリスクは防げます。南京錠は日本で買ったものがいいでしょうね。インドの南京錠は外見はごついのですが、あまり信用できません。


インドの街角には南京錠を並べた屋台がある

 二つ目は「宿の鍵をフロントに預けない」ということ。これもひとつ目と同様に、宿の人間の内部犯行を未然に防ぐ目的で行っています。もちろんその気になれば、宿のマスターキーを使って鍵を開けることは可能ですが、たとえば「自分の部屋の鍵を間違って別の人に渡す」なんてことや「フロントに誰もいない隙に、誰かが自分の鍵を取っていく」なんてことは起こらなくなります。

 三つ目は「万一盗まれた時のダメージを最小にする」ということ。具体的には、写真データーが入ったハードディスクを2台持ち、「宿の置くバックパック」と「いつも背中に背負うカメラバッグ」とに分けて入れるのです。こうすれば、仮にどちらかを失っても、これまで撮影したすべてのデーターを失う事態は避けられます。

 以上3点、自衛策を紹介しましたが、そうはいってもリスクをゼロにすることは絶対にできません。自分ができることを最大限やった上で、あとは運を天に任せるしかない。
 旅というのはそういうものです。トラブルは多かれ少なかれ必ず起こります。大切なのは、トラブルが起きてもパニックにならないよう心の準備をしておくことです。難しいですけどね。


THE BOOMの「島唄」に出てくる「ウージの森」ってサトウキビ畑のことだったんですね。さっき初めて知りました。そうそう、僕もインドの「ウージの森」で、あなたに出会いましたよ。


春は動物たちの出産ラッシュ。生まれたばかりの羊が草原に座っているのがかわいかった。
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by butterfly-life | 2015-03-18 11:32 | インド旅行記2015
なにげないインドの風景

なにげないインドの風景

 ここしばらく北インドは荒れた天気が続いています。季節外れの寒気が流れ込んでいるらしく、パンジャブ州では最高気温16度の日も。これまで30度越えの場所を旅してきた身にはかなりツラい状況です。

 このあいだは宿を出発した直後に雨が降り出したので、慌てて民家の軒先で雨宿りをしていたら、大粒のヒョウが降ってきました。少々の雨では傘を差さないタフなインド人もさすがに傘を差すほどのイレギュラーな事態。仕方がないのでチェックアウトしたばかりの宿に引き返して、お休みの日にしたのでした。

 休むのはあまり好きじゃありません。「休むと余計に疲れる」というのが、リキシャで日本を一周したときに僕が身につけた経験則だからです。気分が乗らない日でも、とにかく前に進み続けていれば、気持ちも晴れて疲労も感じない。逆に雨やら何やらで休まなくちゃいけないときは、気分が沈んで疲れを感じるのです。大切なのはステップを踏み続けること。不格好でもいいから、足を止めないことなんです。

極狭のスペースにあらゆる物を詰め込んだ時計修理屋。インドでは一畳の土地があれば生きていける!

山羊って動物は、狭くて立つのが難しい場所を好むようです。天敵に襲われにくい険しい崖を住処にしていた本能がそうさせるのでしょうか。


何が書いてあるのかさっぱりわからないけれど、過剰なところにアートを感じる看板群。


「煙草は危ないぜ」って警告なのだろうか。昔のメタルバンドのシンボルマークにこんなのがありましたね。



街角に貼ってあったサーカスのポスター。ヘタウマな画風が何とも言えずいいですね。


街の壁画で学ぶ歴史上の偉人・インド編。さぁみんなは何人わかるかな?


「ロックスター」という名前のインドの床屋。ベッカムがロックスターかどうかはさておき、店の主人が50過ぎのロックでも何でもない普通のおじさんだというのは、見逃せないポイントだと思う。


インドの怖すぎるカカシ。ホラー映画の一場面のようだ。そりゃこんなものが畑の真ん中に立っていたら、畑泥棒も怖くなって逃げ出すでしょうね。


一日中立ちっぱなしの仕事がツラいので逃げようとしたら、首に鎖をつけられちゃったんです。ひどい。


荒野のど真ん中に、ぽつんと建つ掘っ立て小屋。その正体はタイヤ修理屋だ。こんなところで修理の需要なんてあるんですかね。


ひなたぼっこがてら、新聞を読みながら世間話に興じる。インドの老人たちのいつもの朝だ。
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by butterfly-life | 2015-03-12 11:32 | インド旅行記2015