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アジアで必要な英語力
 マハラシュトラ州からグジャラート州に入った。(旅のルートマップはこちら
 グジャラートは酒の販売が禁止されている禁酒州だが、最近の僕はあまり酒を飲まなくなったので問題はない。
 ただ、インドでは北に行くほど食べ物がまずくなるという法則(?)があり、北部に入ってから美味しい食事にありつける機会がめっきり減っているのは問題だ。都会は別にして、地方の町における外食の貧しさは相当なもの。味のしないチャパティー、ただ辛いだけのサブジ、ぼそぼそのご飯。そんなものが定食として出てくるのである。

 昨日はファミリーレストラン(という名前のちょっとだけきれいな食堂)でマッシュルーム・ピザを頼んでみた。分厚いパン生地の上にケチャップとマッシュルーム、かぴかぴに乾いたチーズが乗っている。見た目から予想されるほどまずくはなかったが、うまくもなかった。これで80ルピー(120円)。うーん、微妙である。
 旅に出ている間は、食べ物に対する執着があまりなくなるんだけど、できればまずいものは避けたい。そう思いながら、北に向かっている。

 英語の話。
 流暢に英語を話すイギリス人(当たり前か)が、地元の人とうまくコミュニケーションが取れていない、という姿を見たことがある。彼は自分の英語が理解されないのは、相手の英語力不足が原因だと思っているようだが、それは違う。相手が聞き取れないようなスピードでまくしたてるあんたが悪いのだ。

 アジアを旅するときに必要なのは、高いレベルの英語力ではない。大切なのは相手の理解力に適応する力だ。同じことを違う言葉で何度も言い換えたり、過去形は一切やめて現在形だけで話したり、「キモ」となる部分はゆっくりはっきりと発音したり。つまり「正しい」英語ではなくて、いかに「通じる」英語を話せるかが、重要になってくるわけだ。

 そんなわけで、僕の英語力はあまり向上しないまま年月を重ねてしまったのだが、インド人のクセのある英語を聞き取る能力だけは大幅に向上したと自負している。インド以外ではあまり役に立たない能力ではありますが。





 インドで撮った写真の中からいくつかをご紹介。



このような光に出会うために、僕は旅を続けている。光は常に影と共にある。



市場で威勢の良い声を張り上げる男。よく通るだみ声は世界共通の市場のBGMだ。



カルナータカ州北部には鮮やかな黄色いターバンを巻いた男たちが多かった。


牛車を作る工房の中にある鍛冶屋。牛車の部品は基本的に木製だが、車輪の外周部分だけは硬い鋼でできている。ハンマーと金床で鉄を鍛える職人はみんな筋肉質だ。


インドの街角でお馴染みのサトウキビ生搾りジュース屋さん。ハンドルを回転させて最後の一滴まで搾り取るわけだけど、このおじさんは右腕に気合いと力を込めて回していた。働く男の顔だ。


カルナータカ州ビーダルの旧市街には趣のある古い時計台がある。交差点のサークルも兼ねているこの時計台の周りを、これまた古い型のスクーターが駆け抜けていく。



色とりどりの塗料の瓶がなぜか山のように捨てられていた。どこか現代アートのような趣すら感じる。「無題#1362」なんて適当な題名を付けて展示できるかも。


本日の奇岩。マハラシュトラ州西部の田舎道を走っていたら、不思議な形の岩山を発見。頂上に屹立する巨大な石版は「2001年宇宙の旅」のモノリスのようだ。近づいてみると、ここがジャイナ教の聖地だとわかった。
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by butterfly-life | 2012-02-13 12:24 | インド色を探して
インド・旅の予算と両替について
 バイクでインド一周の旅も出発から50日が過ぎ、折り返し地点を迎えようとしている。南インドから北インドへ向かっているところだ。(旅のルートはこちら

 インドの旅で一日にいくら使っているか。その平均値をご紹介。
[宿代;400ルピー]
[食費;250ルピー(朝40、昼60、夕100、飲み物・果物50)]
[ガソリン代:250ルピー]
[その他雑費;100ルピー]
 合計は1000ルピー(1500円)。

 「少しでも安く上げよう」という意識はもうないけど、それでも1日1500円で旅ができるんだから、やはりインドは安い。
 予算を左右するのが宿代。一泊100ルピーの安宿から、800ルピー程度のホテルが射程圏内。インドの宿は総じて値上がりし、質は向上する傾向にある。

 ちなみに現金はクレジットカードが使えるATMでおろしている。日本円のキャッシュ、ドルキャッシュ、ドルのトラベラーズチェックなど両替の方法はいくつかあるけれど、今はもっぱらカードだ。この数年でインドの町にもATMが劇的に増えたし、VISAやMasterにも対応しているからだ。
 ATMでのキャッシングは手数料として1.3%ほど(1万ルピーあたり210円)取られるが、それでも為替レートは良いし、安全性や、いつでも現金化できる利便性を考えると、クレジットカードが一番かなと思う。




 インドで撮った写真の中からいくつかをご紹介。


麦を収穫しているおばさん。雲ひとつないカルナータカの空に、おばさんの赤い服がよく映えていた。


ラギと呼ばれる雑穀を牛を使って脱穀する風景。牛が引っ張っているのは石でできた重いローラーである。カルナータカ州では、こんな昔ながらの風景が当たり前に見られる。


ビジャープルという古い王国の名残を残す町にある、イブラヒム・ローザという霊廟。夕日が落ちる時間と重なって、建物全体が赤く染まった。


真っ赤な広告で塗りつぶされた「ボーダフォン・アパート」。これだけしつこいと「もうわかったよ!」と言いたくなりますが、インドではくどすぎるぐらいがちょうどいいみたいです。


素焼きの壺を作る女性。こういう焼き物工場はインド各地で見られるが、この工場では珍しく職人がすべて女性だった。


インドには「過積載」という言葉はないのだろうか? いや、もちろんインドにだって積み荷の重量規制はあるのだが、日本に比べればその運用はずいぶん弾力的なようだ。


カルナータカ州で不思議な岩を見かけた。奇跡的なバランスで落下を免れている丸い岩。おぉこれはミャンマーの「チャイティーヨー・パゴダ」にそっくりではないですか! 岩のてっぺんに木が生えているところもナイスです


カルナータカ州で出会った親子。20歳の若いお母さんと9ヶ月の娘。
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by butterfly-life | 2012-02-01 11:58 | インド色を探して