<   2015年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧
インドの子供たちの写真

旅人の一日

 インドでバイク一週の旅も残り2週間を切りました。ここで旅の一日を紹介しましょう。
 起床は6時。だいたいこの時間になると目が覚めます。ポテトチップスやブドウなんかの朝食を食べながら、ネットやメールのチェックや仕事をしたりします。

 荷物をまとめて、宿をチェックアウトするのは8時半ごろ。それから日が暮れるまでは、バイクで移動しているか、町を歩いて写真を撮ります。移動距離は一日150キロから200キロぐらい。給油は一日に一度のペース。よく歩く日は2万歩以上歩きます。

 6時半に日が暮れると、泊まるところを探します。高級そうでもなく、かといってボロボロでもない、ちょうど良い感じの安宿を探すんだけど、うまく見つかる保証はないので、どこかで妥協しなければいけません。プライオリティーの筆頭には「静かさ」が来るのですが、インドで静かな宿を探すのは至難の業。いつも「こんなものか」と思ってチェックインした後に、「すげぇうるさい!」と後悔することになります。騒々しいインドの町に耳が慣れている状態で判断するから、騒音を過小評価してしまうんですね。

 7時頃に宿にチェックインして、すぐに夕食を食べに出かけます。うまそうな食堂を探して町をうろうろするときもあるし、ホテルの近くで済ませることもある。それから宿に戻ってシャワーを浴びて、埃を浴びて汚れた服を洗濯をして、やっと落ち着くのが8時過ぎ。

 それから写真をチェックして、旅の記録を書きます。一日1000枚以上写真を撮った日は、チェックにものすごく時間がかかって、その日のうちに終わらないこともある。それでもこの瞬間が一日でもっとも幸福な時間です。寝るのは12時ぐらい。

 4ヶ月こんな日々を繰り返しています。いつも「ランチに何を食べた」みたいなOL風ツイートしかしていないじゃないか、と思われる方もいるかもしれませんが、昼間はご飯を食べているとき以外は、ほとんどバイクに乗っているか、町を歩いて写真を撮っているので、常に両手がふさがっているのです。

 今回の旅の本当の中身は、恒例の「帰国報告会」でたっぷりとお話しする予定です。ご期待ください。

 今回の写真はインドの子供たち。いろんな表情を撮りました。


携帯ショップの店先で、食い入るように動画を見つめるムスリムの子供たち。現代的な光景だが、懐かさを感じる場面でもある。


ラジャスタン州の中学校で出会った生徒たち。質素というか、予算があまりない貧しい学校だった。


僕だって釘ぐらい打てるんだからね。インドの子供は働き始めるのが早いが、この子はいくら何でも早すぎだね


笑っちゃうよね。何がおかしいのかわかんないけど。お腹の底から次々に笑いがこみ上げてきて、口の外にこぼれてきちゃうんだ。


きらきらした瞳の男の子。


ぼく、ラクダととっても仲良しなんだよ。ほらね。


山羊の乳搾りは少年の日課だ


ムスリムが多く住む町で遊んでいた女の子たち。幼い子でもヒジャブをちゃんと被っている。


かわいいリキシャ風三輪車で遊んでいる子供たち。この子たちの中から将来のスリーウィラー運転手が生まれるのだろうか?
[PR]
by butterfly-life | 2015-03-24 18:57 | インド旅行記2015
旅のリスク管理術

旅のリスク管理術

【質問】

こんにちは。「たびそら」いつも読ませて頂いてます。
今日はインド旅行に関して、3つほど質問させてください。

1.カメラのバッテリーはどうしているのですか?一日中撮影する場合、一つじゃ足りないと思いますが、いくつ持ち歩いているんでしょうか。

2.宿にwi-fiはどの程度普及していますか?安宿でもwi-fiがあることが多いのでしょうか。あるいは、SIMを購入しているのでしょうか。

3.宿に荷物は置きっぱなしですか?着替えなんかは盗られても大したことないですが、PCやHDDを置いておくのは怖いです。どのように管理されてるのでしょうか。

【三井の答え】

1.いま僕が使っているのは、Canon EOS-5D Mark3というカメラですが、こいつは電池の持ちが非常に優秀で、フル充電なら2000枚を優に超えて、条件によっては3000枚近くシャッターが切れます(気温が高いほど、電池の持ちは良くなります)。一応、予備バッテリーを1個持っていますが、使うことはまずありません。
 ただし、これはカメラによって全然違います。コンデジは充電池が小さいので2~300枚ぐらいしか撮れないですし、液晶画面が常に光っているミラーレスも電池の持ちは悪いです。
 ですから、あなたが旅先にお持ちになるカメラがフル充電で撮影できる枚数と、あなたが一日で切るシャッターの数とを比較検討して、予備電池を何個用意したらいいのか決めてください。せっかくのシャッターチャンスを「充電切れ」で逃す、という事態は避けたいところ。でもメーカー純正の予備電池ってけっこう高いんですよね。


シャッターチャンスは何の前触れもなしに訪れるもの。準備は万全にしておきたいですね。

2.外国人がよく利用する観光地の安宿なら、Wi-Fiが使えるところも多いです。有名な観光地だけを回るつもりであれば、Wi-Fiだけを頼りにしても大丈夫でしょう。
 ただし僕が泊まっているような、外国人があまり来ない宿では基本的にWi-Fiはありません。というわけで、僕はインドでSIMカードを購入して、日本から持ってきたSIMフリー版iPhoneでインターネットに接続しています。


カルナータカ州で泊まった安宿の汚い部屋。小さな田舎町の宿には当然Wi-fiなんてありません。

3.パソコンや写真データーが入ったHDDが盗られたら、ダメージはめちゃくちゃ大きいですよね。ちょっとやそっとでは立ち直れないかも。だからといって、宿に荷物を置かないで、貴重品すべてを背負って町を歩くというのも面倒です。というか、そんなことをしていたら疲れて長くは歩けません。
 僕は基本的に、インドの宿を信用することにしています。もちろん100%絶対安全とは誰にも言い切れないけど、少なくとも僕の経験上、部屋を開けた隙に誰かが侵入してものを盗んでいったということはありません。
 しかしこれは、あくまでもあなた自身が判断することです。心配でどうしても宿に荷物を置けないというのであれば、すべて背負って歩けばいいのです。それがイヤなら置いておけばいい。すべての行動の責任は旅人自身にあります。

 ・・・とまぁ突き放した事ばかり書くのも何なので、僕が行っている「盗難リスク軽減策」を紹介しましょう。
 ひとつ目は「自前の南京錠を持つ」こと。インドの安宿によくある「ドアのかんぬきに南京錠をかける」タイプの部屋なら、この手が使えます。宿で用意された南京錠ではなく、自分の南京錠に勝手に付け替えてしまえばいいのです(宿側に文句を言われることはありません)。これで「外出中に宿の人間がコピー鍵を使って部屋に入る」というリスクは防げます。南京錠は日本で買ったものがいいでしょうね。インドの南京錠は外見はごついのですが、あまり信用できません。


インドの街角には南京錠を並べた屋台がある

 二つ目は「宿の鍵をフロントに預けない」ということ。これもひとつ目と同様に、宿の人間の内部犯行を未然に防ぐ目的で行っています。もちろんその気になれば、宿のマスターキーを使って鍵を開けることは可能ですが、たとえば「自分の部屋の鍵を間違って別の人に渡す」なんてことや「フロントに誰もいない隙に、誰かが自分の鍵を取っていく」なんてことは起こらなくなります。

 三つ目は「万一盗まれた時のダメージを最小にする」ということ。具体的には、写真データーが入ったハードディスクを2台持ち、「宿の置くバックパック」と「いつも背中に背負うカメラバッグ」とに分けて入れるのです。こうすれば、仮にどちらかを失っても、これまで撮影したすべてのデーターを失う事態は避けられます。

 以上3点、自衛策を紹介しましたが、そうはいってもリスクをゼロにすることは絶対にできません。自分ができることを最大限やった上で、あとは運を天に任せるしかない。
 旅というのはそういうものです。トラブルは多かれ少なかれ必ず起こります。大切なのは、トラブルが起きてもパニックにならないよう心の準備をしておくことです。難しいですけどね。


THE BOOMの「島唄」に出てくる「ウージの森」ってサトウキビ畑のことだったんですね。さっき初めて知りました。そうそう、僕もインドの「ウージの森」で、あなたに出会いましたよ。


春は動物たちの出産ラッシュ。生まれたばかりの羊が草原に座っているのがかわいかった。
[PR]
by butterfly-life | 2015-03-18 11:32 | インド旅行記2015
なにげないインドの風景

なにげないインドの風景

 ここしばらく北インドは荒れた天気が続いています。季節外れの寒気が流れ込んでいるらしく、パンジャブ州では最高気温16度の日も。これまで30度越えの場所を旅してきた身にはかなりツラい状況です。

 このあいだは宿を出発した直後に雨が降り出したので、慌てて民家の軒先で雨宿りをしていたら、大粒のヒョウが降ってきました。少々の雨では傘を差さないタフなインド人もさすがに傘を差すほどのイレギュラーな事態。仕方がないのでチェックアウトしたばかりの宿に引き返して、お休みの日にしたのでした。

 休むのはあまり好きじゃありません。「休むと余計に疲れる」というのが、リキシャで日本を一周したときに僕が身につけた経験則だからです。気分が乗らない日でも、とにかく前に進み続けていれば、気持ちも晴れて疲労も感じない。逆に雨やら何やらで休まなくちゃいけないときは、気分が沈んで疲れを感じるのです。大切なのはステップを踏み続けること。不格好でもいいから、足を止めないことなんです。

極狭のスペースにあらゆる物を詰め込んだ時計修理屋。インドでは一畳の土地があれば生きていける!

山羊って動物は、狭くて立つのが難しい場所を好むようです。天敵に襲われにくい険しい崖を住処にしていた本能がそうさせるのでしょうか。


何が書いてあるのかさっぱりわからないけれど、過剰なところにアートを感じる看板群。


「煙草は危ないぜ」って警告なのだろうか。昔のメタルバンドのシンボルマークにこんなのがありましたね。



街角に貼ってあったサーカスのポスター。ヘタウマな画風が何とも言えずいいですね。


街の壁画で学ぶ歴史上の偉人・インド編。さぁみんなは何人わかるかな?


「ロックスター」という名前のインドの床屋。ベッカムがロックスターかどうかはさておき、店の主人が50過ぎのロックでも何でもない普通のおじさんだというのは、見逃せないポイントだと思う。


インドの怖すぎるカカシ。ホラー映画の一場面のようだ。そりゃこんなものが畑の真ん中に立っていたら、畑泥棒も怖くなって逃げ出すでしょうね。


一日中立ちっぱなしの仕事がツラいので逃げようとしたら、首に鎖をつけられちゃったんです。ひどい。


荒野のど真ん中に、ぽつんと建つ掘っ立て小屋。その正体はタイヤ修理屋だ。こんなところで修理の需要なんてあるんですかね。


ひなたぼっこがてら、新聞を読みながら世間話に興じる。インドの老人たちのいつもの朝だ。
[PR]
by butterfly-life | 2015-03-12 11:32 | インド旅行記2015
インドの美少女

インドの美少女

 この一週間ほど、北インドは季節外れの雷雨と寒さに見舞われていた。パンジャブ州では最高気温16度で冷たい雨が降りしきり、吐く息も白かった。それでも誰も傘なんか差していない。インド人は雨耐性も強いのだ。僕が折りたたみ傘を差していると「なんだ?」という顔で見られた。傘って意外に便利なんですよ。雨にも濡れないし・・・。

 12月に日本を出発したとき、ユニクロのウルトラライトダウン(あれは便利ですね)を持ってきたのだが、インドに着いた初日にどこかに置き忘れてしまったのだ。痛恨のミス。薄いウィンドブレーカーだけでは厳しすぎる寒さだった。

 3月6日は北インドに春を告げるお祭りホーリーの本番で、これを境に気温も上がり始めた。

 今回の旅も残り1ヶ月を切った。これから東に進みながら、インド中部をディープに回ろうと思う。



金属製の水瓶で井戸の水を家に運ぶ少女。水道があまり普及していないインドでは、水くみは毎日欠かせない仕事だ。


登校途中のムスリムの少女の制服は真っ白だった。ムスリムの子供たちの多くが、公立学校だけでなく、モスクに併設されたイスラム学校にも通っている。


まるでモデルようなポーズと笑顔を向けてくれたのはグジャラート州バウナガールで出会った少女。


このキラキラした瞳で、この子は毎日どんな世界を見ているんだろう?


こんなふうに毎日笑って生きていたいな


グジャラート州バローダの街で出会った少女。


ラジャスタンには目や鼻が大きくてインパクトのある顔立ちの子が多い。


お寺の境内で出会った少女。「写真撮って!」とぐいぐい近づいてきた。
[PR]
by butterfly-life | 2015-03-07 11:24 | インド旅行記2015
インドの渋くてカッコいい男たちの写真
渋カッコいいインドの男

 北インドではおじさんにカメラを向けてばかりいます。ただ路地裏に座って日向ぼっこしているだけなのに存在感がある。そういう男性が実に多いのです。

 色鮮やかなターバン、長く伸ばした髭、刻まれた深い皺。それらが彼らが積み重ねてきた日常の厚みを物語っているのです。


路地裏にただ座っているだけなのに、この存在感。ただものではない。


際立った存在感を放つ80歳のサタラワラさん。長年インド国鉄に勤めていた人だが、その風貌は芸術家のようでもある。


渋カッコいいインドの鍛冶屋。真っ赤に熱した鉄を、電動ハンマーで叩いて刃物に加工する。


インド人ってその辺にあるものを適当に重ね着しているように見えて(実際そうなんだろうけど)、なにげにオシャレなんだよな。


オシャレというのは流行を追うことではなく、自分のスタイルを持っていることだと思う。だからラジャスタンの男は渋カッコいいんだ。


ターバンを巻いたシク教徒が人口の多くを占めるパンジャブ州は、渋カッコいい男の総本山とも言える場所だ。


男が男らしくあるためには、立派な髭が欠かせない。


インドではあまり見ない猫と渋カッコいいおじさんの写真。インドには野良犬は腐るほどいるけど、野良猫は漁村とムスリム地区ぐらいでしか見かけないのです。
インドに猫が少ないのは、ヒンドゥー教徒には猫が不吉な存在だからだとか。犬は特にかわいがりはしないけど、ただそこにいる存在。牛はミルクを出してくれるので、まあまあ大切にされています。


もちろんインドにも「渋カッコいい」とは正反対の男だっている。ソーダ屋台の男の服装が林家ペーみたいにピンクで統一されていた。カメラを向けると、なぜか女装した自分の写真と一緒に撮ってくれという。インドにも女装趣味の人がいるらしい。よく見るとモナリザっぽい顔立ちだし。
[PR]
by butterfly-life | 2015-03-02 11:57 | インド旅行記2015