ミャンマーと中国との微妙な関係
 ミャンマーでもバイクを借りて旅をしています。マンダレーで借りられるのはホンダではなくて、中国製の安いコピーバイクばかり。これがまた実によく壊れるのです。この3週間でミラーがもげ、ライトがつかなくなり、クラクションが鳴らなくなり、チェーンとスプロケットを交換しました。ちゃんと走っているのが不思議なくらい。

 それでもたいしたトラブルにならないのは、故障を起こすとすぐそばに必ず修理屋があるからです。突然チェーンが外れて困ったなぁと思ってバイクを押して歩いていると、50mも行かないところに修理屋がちゃんとあるのです。運がいいとかいうレベルではない。旅の神様に護られているとしかいいようがないのです。

 ミャンマーは数年前までは中国の影響圏内にありました。軍事政権に対する経済制裁によって孤立化するのを恐れたミャンマー政府が中国に近づき、東南アジアで勢力を拡大したい中国政府がそれに応じたのです。そういう事情もあって、中国から安い(が質の良くない)中国製バイクが大量に輸入され、市場を席巻していったのです。

 でも中国に接近しすぎることの恐ろしさをミャンマー政府も理解したようです。資源を取りに来る代わりに、安い中国製品を大量に運び込んでくる。このままでは政治的にも経済的に中国に牛耳られてしまう。欧米や日本へ再び扉を開いたのは、そんな恐れが引き金になっているのです。

 ミャンマーにも日本ブランド信仰はあって、「TOKYO」とか「BUSHIDO」とか「SAKURA」といった日本を連想させる看板を掲げた店が多い。でも実際に売れているのは圧倒的に中国製品です。バイクだって日本製の質がいいのは知っている。でも中国製の3倍もするから買えないのです。

 さて、そんなオンボロバイクを駆ってミャンマー各地で撮った写真をご覧ください。


通り雨が止んだ直後、東の空に美しい虹が現れた。牛車に干し草を積んでいる男が、ちょうど虹を架けているかのような格好で棒を引っ張っていた。


農作業をしていた女の子。素敵な笑顔を向けてくれた。


エーヤワディー川にかかる橋のたもとで客を待つサイカー(三輪自転車タクシー)の男。


土を掘り起こしてピーナッツを収穫する人々。ミャンマー料理にナッツや豆類は欠かせない。


セパタクローの試合でアクロバティックなアタックを決める。かなりレベルの高い攻防が繰り広げられていた。
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by butterfly-life | 2013-12-04 07:43 | 旅行記2013


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