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いつだってどこにだって笑顔はある

 インドでも特に人口が密集しているウッタルプラデシュ州、ビハール州を東に進んで、ジャールカンド州にやってきた(旅のルートマップ)。
 いよいよインド一周のバイク旅も残り一週間。このあとのネパール行きの航空券はすでに予約してあるから、期日は決まっている。予定はかなり遅れ気味だけど、果たして間に合うだろうか。
 今回インドを一周していて感じるのは、「子供の数が少なくなった」ということ。少数部族の村を除けば、若い夫婦で3、4人以上の子供を持つ人は稀だ。インドの人口増加に歯止めがかかる日は、国際機関の予想よりも早まるかもしれない。

 仮にインドの人口増加の伸びが鈍化するとしたら、経済学で言うところの「人口ボーナス期」も意外に早く終わってしまうかもしれない。日本がいち早く人口減少社会を迎え、その後に中国が続き、そして将来はインドも続く。それまでにどれだけインドが「豊かさ」を蓄積できるかが鍵になるだろう。

 ビハール州ムンゲールでは、ネパールから出稼ぎにやってきているホテルのボーイに「そのズボンすごく汚れているから市場で新しいのを買ってはどうか?」と言われた。確かに3ヶ月もずっと埃だらけのインド道を走っていたので色あせ方がハンパじゃないのである。

 インド人は見た目が9割…かどうかは知らないけど、見た目がとても重要だ。お金持ちそうななりをした紳士(恰幅がよく、スラックスにストライプのシャツに革靴)は実際にお金持ちだし、インテリっぽい外見の人はほぼ間違いなく英語を話す。貧しい労働者はすぐにそれとわかる格好をしているのだ。

 それはつまり「外見で中身を判断される社会」だということ。インドにおけるファッションとはその人の属する階級を明確に表すためのもの。欧米や日本のような若者向けカジュアルファッションがなかなか浸透しないのは「大人になれば階級に相応しい格好をせよ」という社会的圧力が強いからじゃないかと思う。




 インドで撮った写真の中からいくつかをご紹介。



いつだってどこにだって笑顔はある。


ウッタラカンド州で出会った少女。お寺の中で教科書を広げて勉強中。


ウッタラカンド州で出会ったおばあさんと孫。すっぽり被ったニット帽がとてもかわいい


新しい一日をこんな笑顔で過ごしたいな。


ウッタラカンド州の山間の町で、ファンキーな兄弟を発見。段ボール製のギターを抱えた弟と、クラブ系ダンスを披露する兄。


ウッタラカンド州の農村で出会ったおばさん。素敵な笑顔だ。


セクシー映画館の前で開館を待つ若者。ヌードやセックスシーンは御法度のインド映画だが、かなりきわどい内容とのこと。ほんまかいな。タイトルは「College Girl」。女子大生。ふむ。


豆の収穫をするシク教徒の老人。真っ白いヒゲと彫りの深い顔立ち。威厳のようなものすら感じさせる農作業の風景だった。


巨大なかぶり物で正装したシク教徒の男。重くて歩くだけでも大変そうだが、もちろん彼はそんなことはおくびにも出さずに平然とした顔をしているのだった。
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by butterfly-life | 2012-03-19 11:14 | インド色を探して